電子書籍とは?読み方・買い方など基礎知識を初心者向けに紹介
本を楽しむにあたって、今では紙を持ち歩くのではなく端末を使い手軽に読めることが当たり前の時代です。ほとんどの人が電子に移行していると言っても過言ではありません。
そこで今回は、そもそも電子書籍とは何かを初心者向けに紹介。読み方や買い方、おすすめの電子書籍サービス3選なども紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
電子書籍とは?
電子書籍とはスマホやPCで本が読めるサービス
電子書籍はコミック・雑誌など、さまざまなジャンルの本をスマートフォンやタブレットで読める大変便利なツールです。
スマホ・パソコン・タブレットなどの端末利用者が増えた現代のニーズに合わせ、気軽に書籍を楽しめるサービスとして支持を集めています。
専用の端末を購入する必要はなく、スマホであればアプリをインストールすることで利用できます。
電子書籍で読める本には、過去の作品や書店での取り扱いが無いものも含まれている場合があり、書籍好きには嬉しいメリットが多いです。
電子書籍の料金体系
電子書籍はサービスにより異なりますが、作品を単品で購入する、あるいは月額料金を支払うことで読み放題となるケースなどがあります。
また、課金なしで無料にて読める作品を取り扱っていることも、電子書籍の特徴と言えるでしょう。
漫画専用の電子書籍もあれば、ビジネス書や雑誌などを幅広く総合的に扱っているものもあります。
電子書籍の読み方
電子書籍で本を読むには、基本的に以下の方法で進めていきます。
- アプリをダウンロードする
- 必要であれば会員登録する
- 好きな作品を検索して読む
1:アプリをダウンロードする
電子書籍は、漫画アプリやビジネス書専門アプリなど数多くのサービスが存在するため、まずは自分のニーズに合ったものを選びダウンロードしましょう。
また、同じ漫画アプリと一言で表しても、特定の出版社に限ったものやさまざまな出版社の作品を網羅したものなど違いがあります。
2:会員登録する
アプリをダウンロードしたら、次は会員登録をします。ニックネームや誕生日など、会員登録に必要な項目に従い入力してください。
アプリによっては会員登録なしで使える機能もありますが、登録をした方が便利な機能を幅広く利用できることに繋がります。
3:好きな作品を検索して楽しむ
次にアプリ内で作品を検索します。漫画・ビジネス書などジャンルをタグで分けているものや、作者・ワードで検索できるものなどがあるため調べやすいものが好ましいです。
好きな作品がヒットすれば、あとはタップやクリックをして読むだけとなります。
電子書籍の買い方
電子書籍で本を買う方法は、主に以下のパターンがあります。
- クレジットカードで購入する
- ポイントで購入する
- キャンペーンを活用する
クレジットカードで購入する
クレジットカードでの購入は、普段の買い物と同様にカードで決済をして後日清算される形です。カード決済額に応じてポイントを獲得できます。
ポイントを使う
アプリ特有のポイントについては、事前にサービス内で使用できるポイント等を購入し支払いにあてがうという方法です。
ポイント・コインの購入は、現金やクレジットカードなどで決済できます。アプリにより方法は異なるため確認しておきましょう。
キャンペーンを活用する
そして、キャンペーンにより無料で獲得したポイントを使い購入する場合、アプリが課すミッションをクリアする必要があります。
例えば、他サービスの会員登録や動画の視聴など、課される内容はさまざまです。
電子書籍のメリット
- スキマ時間や移動時間で本を読める
- 本を買いに行く手間が省ける
- 本の保管場所が必要ない
- 書店にない本を読める可能性がある
- 電子書籍オリジナル作品がある
- お得なクーポンを利用できる
スキマ時間や移動時間で本を読める
読みたい作品が多い人ほど、電子書籍はおすすめです。電子書籍は、スマホやタブレットがあれば、どれだけ多くの作品でも片手で手軽に楽しめます。
紙の本は1冊あたりの重さは気にならなくても、複数となればかなりの重量となるうえかさばるというデメリットがあります。
わざわざ買いに行くことなく手軽に読める
電子書籍であれば、場所や時間に関係なくクリックひとつで好きな作品を即購入できます。
紙媒体の本を読みたい場合、書店などに買いに行くか、ネットで取り寄せなければいけませんが、忙しい人にとっては手間となりかねません。
ネットで取り寄せる場合も、注文してから書籍が手元に届くまでに時間がかかり、気になった作品をすぐに読めないというデメリットがあります。
本の保管場所に困らない
電子書籍であれば、どれだけ多くの本を購入しても端末内に保存できるため、保管場所を確保せずに済みます。
紙媒体の書籍は本棚にコレクションして眺められるというメリットがある一方で、保管するにはそれなりのスペースが必要です。
本が好きな人ほど、本の数を増やしたくても保管スペースが減っていくというジレンマに悩まされる傾向があります。
端末の容量がいっぱいになった場合は、SDカードやクラウドを利用することで追加できます。
書店にない本を読める場合がある
目的の本が書店にない場合、在庫を取り寄せてもらわなければなりません。取り寄せになると、その日に目的の本を読めず、最悪は在庫切れで入手不可という事態も考えられます。
電子書籍は配信型のサービスであるため、在庫が無い・書店に取り扱いが無いという心配はありません。
また、書店で取り扱っている可能性が低い過去の作品についても、電子書籍では配信されている場合があります。
仮に取り扱いが無くても検索すれば一目瞭然となるため、書店に行き目的の本を探す手間を省略できます。
電子書籍オリジナルの作品を読める場合がある
電子書籍はただ作品数が多いだけでなく、オリジナル作品を読める点は利用するメリットです。
電子書籍は紙媒体よりもインディーズとなる作者が活躍しやすいため、新人の作品をデビュー当初から応援できます。
また、電子書籍はコメントを投稿するなどして作者を直接応援しやすい点も特徴です。
お得なクーポンが配布されている
電子書籍によっては、お得に本を購入できるクーポンを配布している場合があります。クーポンをうまく活用すると、同じ作品でも紙媒体よりお得に購入できる可能性がゼロではありません。
電子書籍のデメリット
- 端末の電源が切れると読めない
- 電子化されていない作品がある
- アプリやサービスが終了する可能性
端末の電源が切れると読めない
電子書籍は端末を利用するため、電源が切れると読めなくなります。充電が切れる場合もあれば、水没や落下などによる唐突な故障が起こる場合もあり得るでしょう。
また、モバイルバッテリーや充電コードを持ち歩くことも対策として有効です。電子書籍で多くの作品を読む人は、普段利用している端末とは別に電子書籍専用の端末があれば安心できます。
電子化されていない作品もある
電子書籍は紙媒体よりも遅くできたサービスです。そのため、紙媒体では存在していても電子化されていない作品は少なくありません。
発刊が古い作品であるほどその傾向が強く、電子化されていない場合は紙媒体でしか読めない点はデメリットと言えます。
自分が読みたい作品の有無は、登録前にサービス内で検索し確認しておきましょう。
サービス終了の可能性がある
電子書籍も他のアプリなどと同様に、突然サービスが終了する可能性はゼロではありません。
利用中のサービスが終了となれば、今まで貯めていたポイントが使えなくなってしまいます。
また、ビジネス書などにマーカーや書き込みなどをしていた場合、そのデータも消えてしまい復旧は厳しいでしょう。
サービス終了は、利用者数が少ない中小企業が運営するサービスに起こりやすいため、いわゆる大手有名企業が運営するサービスの利用、あるいは併用をおすすめします。
中古本として売却できない
紙媒体の書籍は、古本屋などに売却し現金化できますが、電子書籍は売却できません。電子書籍を販売しようと違法にアップロードすると、法的に罰せられる可能性が高いです。
商売目的でなくても、自分のアカウントを他人に共有するとサービスによっては契約違反となります。
電子書籍は自分だけで楽しむことが前提のサービスであるため、他人へデータを渡す行為は避けた方が無難です。
電子書籍と紙の本、それぞれがおすすめな人の特徴を徹底調査!
ここまで、電子書籍とは何か?読み方や買い方など詳しく解説してきました。
ここでは、電子書籍の特徴を踏まえたうえで、電子書籍がおすすめな人の特徴を紹介します。電子書籍を利用するか、紙の書籍を読むか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
電子書籍がおすすめな人
電子書籍がおすすめな人の特徴として、以下が挙げられます。
- 手間暇をかけずに作品を楽しみたい
- 出先で多くの作品を読みたい
- クーポンやキャンペーンなどお得なサービスを利用したい
電子書籍の最大のメリットは、スマホなどの端末を使うことで時間・場所を気にせず楽しめる点です。また、気になる作品があれば、サイトやアプリで簡単に購入できます。
早朝や深夜など時間に関係なく、またわざわざ書店に行く必要もないため在庫や入荷状況も気にすることがありません。
巻数が多い作品を読みたい、幅広いジャンルの作品を読みたいという場合でも、端末1台に収められるため手軽に楽しめます。
そして、電子書籍はクーポンやキャンペーンなどのお得なサービスもあります。
書店では実施されていない割引も電子書籍であれば開催されており、幅広い作品を割引価格で購入できる場合が少なくありません。
紙の本がおすすめな人
紙の本がおすすめと言える人の特徴は、主に以下が挙げられます。
- 紙特有の手触りや香りが好き
- 本棚にコレクションするのが好き
- 貸し借りや売却をしたい
電子書籍のメリットを差し置いても紙媒体の本を選びたいという人は、紙特有の手触りや香りが好きな場合が多いです。そして、紙の本は本棚に収納することでコレクションの一種となります。
自分の好きな作品が並んだ本棚を眺めることが好きという人は、部屋のスペースが許す限り、収集する方が向いているでしょう。
さらに、紙の本は合法的に貸し借りや売却ができます。自分で購入した作品であっても、友人や家族との貸し借りについて特に制限がありません。
古本屋やネットにて売却することで現金が手に入るだけでなく、本の整理整頓にも繋がります。
おすすめの電子書籍3選を紹介!
コミックシーモア
- 91万冊もの豊富なラインナップ!
- 無料作品やお得なセールを実施!
- NTTグループが運営するため安心!
コミックシーモアは91万冊もの豊富なラインナップとなっており、少年・青年、少女・女性、BL、TL、ライトノベルなど取り扱っているジャンルは幅広いです。
少年ジャンプ・少年マガジン・少年サンデー・少年チャンピオンといった漫画雑誌をはじめ、anan・MORE・Numberなども配信されています。
無料で読めるコミックからお得なセール作品などがあり、コストを抑えて利用できる点も魅力的です。
「今だけ無料」のピックアップ作品については、1冊~5冊が無料などそれぞれで異なるため、事前にチェックしておきましょう。
また、コミックシーモアオリジナル作品も配信されているため、他では楽しめない漫画に出会える点も特徴となります。
配信作品数 | 91万冊 |
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配信ジャンル | 少年・青年、少女・女性、BL、TL、ライトノベル、レディコミ、シーモアオリジナル、小説・実用書、雑誌・写真集 |
運営会社 | エヌ・ティ・ティ・ソルマーレ株式会社 |
出典:コミックシーモア
BookLive!
- 毎日更新されるランキングで注目作をチェックできる!
- アプリで便利に楽しめる!
- T-POINTが貯まる・使える!
BookLive!では毎日更新されるデイリーランキングにより、注目作をチェックできます。なお、無料作品が豊富に揃っており、2022年3月29日時点でその数は21,074冊です。
無料作品以外でも、試し読みにより数ページはコストをかけず中身が見れるため、お気に入りを見つけやすくなっています。
アプリをダウンロードすることで、スマホやタブレットを使い移動中でも気軽に書籍を楽しめます。
アプリは無料でダウンロードができ、月額費も一切かかりません。アプリユーザーだけに配布されるクーポンもあり、お得に本を読めます。
また、気になる箇所にはマーカーを引いたりメモができたりするため、勉強する際も大活躍です。
配信作品数 | 約100万冊以上 |
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配信ジャンル | 少年漫画、青年漫画、少女漫画、女性マンガ、小説、ラノベ |
運営会社 | 株式会社BookLive |
出典:BookLive!
まんが王国
- まるごと無料で読める作品を配信!
- 最大50%還元が受けられるサービスを実施!
- 無料会員登録をするとお得が盛り沢山!
まんが王国では、まるごと無料で読める作品を多数配信しています。日替わりで1巻無料や期間限定で3巻が無料になるものなど、コストをかけず楽しめる点が特徴です。
無料漫画は常時3,000作品以上と豊富に揃っているため、お気に入りに出会いやすいでしょう。会員限定の無料作品も配信されています。
そして、本の購入に使うポイントを購入するにあたって、最大30%の還元が受けられます。なお、買うだけでなく使用についても20%の還元を受けることが可能です。
つまり、ポイントの購入・使用で最大50%還元が受けられるため、大変お得に好みの本を手に入れて楽しめます。
配信作品数 | 3,000作品以上 |
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配信ジャンル | 少年・青年漫画、少女・女性漫画、TL、BL、恋愛、ギャグ・コメディー、ヒューマンドラマ、サスペンス・ミステリー、ホラー、アクション・アドベンチャー、SF・ファンタジー、ギャンブル、スポーツ、雑誌 |
運営会社 | 株式会社ビーグリー |
出典:まんが王国
まとめ
この記事では、電子書籍とは何かを解説したうえで読み方や買い方、おすすめの電子書籍サービス3選なども紹介しました。
電子書籍は、さまざまなジャンルの本をスマートフォンやタブレットで楽しめるツールです。紙の本を持ち歩くことがないため、手軽に好きな本を読めます。
本を読む際は、アプリをダウンロードし好きな作品を検索するだけと、使い方も非常に簡単です。