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新年度が始まり、そろそろ一ヶ月が経ちます。慣れない環境に心が落ち着かない日々を送っている方も多いことでしょう。
 

仕事中のささいなミスに落ち込んでしまったり、上司に注意されたことを引きずってしまったり……。 そんな社会人の方に読んでほしい一冊が、渡辺淳一先生のベストセラー『鈍感力』です。

 

◇“ニブい”人ほど成功する?

「鈍い人」と聞くと、どのようなイメージを持ちますか?
「腰が重い人」や「相手の心情や感情に疎い人」など、ネガティブな印象を受けます。

 

しかし、本書の中で渡辺氏は成功者の共通項として「鈍い力」、つまり「鈍感力」を挙げています。そして、この力は「本来の才能を大きく育み、花咲かせる、最大の力」だといいます。

 

前述のとおり、「鈍い」と言われている人の印象は良くないです。しかしなぜ、「鈍感」が良いことなのか。本書に沿って追っていきましょう。

 

まずは、「鈍い」の対義語である「鋭い」を考えてみましょう。「鋭い人」は「頭が切れる人」や「積極的な人」というイメージを持ちます。ただ、「鋭い」ゆえに傷つきやすく、影響を受けやすいという側面を併せ持ちます。
一方で、「鈍い人」は傷つきにくく周りに流されない人であるといえます。リフレーミングすると、「図太い人」や「自分を持っている人」といえます。この「図太さ」や「自己肯定感の強さ」が、渡辺氏の言う「鈍感力」なのです。

 

◇会社で働くには「鈍感力」が必要不可欠?

この「鈍感力」は、ビジネススキルとしても欠かせない能力です。

 

例えば、会社という組織は様々な背景や考えを持っている人の集まりです。なので、意見が食い違ったり、時にはあなたに辛辣な言葉を吐いたりする人がいるでしょう。
その時、それに気を取られず、自分の仕事に専心できることはビジネスマンには必要です。

 

「鋭い」ことも「鈍い」ことも良いことです。
細く鋭い刃物の切れ味は抜群ですが、耐性(折れにくい)は低いです。一方、太く鈍い刃物のそれはあまり良くないですが、耐性は高く折れません。

 

現代は一つの国や地域に、多国籍な人が集う種々雑多な世界です。
その世界で、どのように快適に過ごすかは、この「鈍感力」を育てることで成し遂げられるのではないでしょうか。

 

 

著者プロフィール

渡辺淳一(わたなべ じゅんいち)
1964年札幌医科大学助手、1966年同大医学部整形外科教室講師。医業と並行して、北海道の同人誌に執筆を続ける。同大学の和田寿郎教授による和田心臓移植事件を題材にした『小説・心臓移植』(1969年3月。後に『白い宴』と改題、角川文庫)を発表し、大学を去る。1970年、37歳の時に総理大臣寺内正毅をモデルとしたとされる『光と影』で第63回直木賞を受賞し、本格的に作家活動を開始した。直木賞、吉川英治文学賞、中央公論文芸賞、柴田錬三郎賞、島清恋愛文学賞選考委員。
2014年4月逝去。
2015年、集英社が本人の名前を冠した文学賞である「渡辺淳一文学賞」を創設。

 

書籍紹介

『鈍感力』
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著:渡辺淳一

 

<内容紹介>
鋭敏で聡明なことが優れていると言われるが、果たしてそうであろうか? 
医師、作家としての経験などを通じて、小さなことでも動じない一種の「鈍さ」が、この先が見えない不透明な時代をたくましく生き抜く源になるのではないか。
恋愛はもちろん、夫婦生活や子育て、職場など……
各場面において求められる「鈍感力」とは?

 

配信ストア
◆Kindleストアリンク:https://amzn.to/2HBmzFJ
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